
【参加型小説・連鎖の尻尾】
第4章 女子大生殺人の件
「まぁ、俺はオカルト関係を調べるのも見るのも大好きなので――――この、夏休み中に解決するなら…お助けしますよ?
でも、煌太は――――…ミーハーなプチオカルトマニアなんで…俺の助手が勤まるかど~か――――微妙すっね!」
白馬のカチンとくる言い方に煌太はムッとする。
しかし、興味はあるが噛る程度のオカルトマニアな自分がそこまで深く立ち入っていいものか悩む。
「…バイトの支障にならない程度なら…手伝う――――俺も休み中なら!」
「いいよ、動ける時で――――報酬は雑誌やサイトに投稿して金銭が発生したらの場合だけどいいか?」
「てっ事は――――ボランティアだな…」
報酬と聞いてテンションが上がったが、歩合制だと発覚するとテンションがみるみる下がった。
「煌太君は…分かりやすい性格だね…」
「ど~も、素直にここまで育ちましたよ」
煌太はペガサスの言葉に皮肉で返す。
すると、ペガサスは「素直でいいじゃないか!君はそれで守られているみたいなもんだ」と、意味深な事を言いフッと笑った。
