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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第5章 足跡と臆病な助手


「で、お前はど~なんだよ…資料集めに苦にならず時間も金も融通が聞く――――記者見習いさん!」


煌太も負けずに白馬をいじりながら座っていたパイプ椅子を足で蹴った。


「さすがに、ペガサスさんは“金”の事は言ってなかっただろ!“時間に融通がきく奴”って、事で誘われたんだよ!
“金”込みなら…お前は誘われてねぇーよ!」



確かに、白馬の実家は金がありワガママがきくが煌太は自給自足の貧乏学生である。


「悪かったな…貧乏で!仕送りで家賃払えば…生きて行けなぇよ!」



レンタルビデオ店のバイトは煌太にしてみれは生活のためだが、白馬は人生経験と暇潰しの何物でもない。


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