
【参加型小説・連鎖の尻尾】
第5章 足跡と臆病な助手
「ま、資料はちゃくちゃくと集まってる――――…逮捕後の成小坂の様子をアップしてるバカな医療関係のインターンブロガーの呟きまで集めてるところ」
白馬はさっきまで操作していたスマホの画面を煌太に向けると「裏サイトでストレス発散!」と、笑いながらTwitterの呟きを見せた。
「Twitterの呟きまで?――――相変わらずマメだなぁ…そんなに、マメなのに…なんで彼女にはマメになれねぇんだよ…」
「女は――――…よく分からん生き物だから…パスだな!俺、ユーマ関係苦手!」
「白馬――――…女をイエティやチュパカブラと同じにすんな…ツチノコより遭遇率は高いぞ」
「煌太だって…ツチノコと同じ扱いじゃねぇ~かよ…」
二人は“女”について話すと――――大きくため息をついた。
