【参加型小説・連鎖の尻尾】
第5章 足跡と臆病な助手
「さてと、確認も済んだことだし――――…帰ろう」
ペガサスは成小坂のいるフロアをチラッとみたが、二人に帰ろうと急かす。
「高田――――今日はありがとうな、清めの塩がほしかったらいつでも言ってくれ、兄さんに頼めるから」
「はい――――…いつもありがとうございます」
ペガサスは高田の頭をクシャクシャとかき乱すと優しく笑った。
そんな二人のやり取りを見た煌太は、なんだかちょっと羨ましくなった。
「な~に、煌太も頭クシャクシャされたいのか?おこちゃまだなぁ~」
「は?///べ、別に――――」