【参加型小説・連鎖の尻尾】
第5章 足跡と臆病な助手
「君は“鳥”たからね~…慎重にもなるよ――――…」
「その、鳥ってのも…俺的には納得してないですけど…」
煌太はバスが目の前に停まるのを確認してから動き出した。
「――――ほら~!ペガサスさ~ん!煌太~!置いてくぞ~!」
白馬は我先にとバスに乗るとモタモタするペガサスと煌太を大声で呼んだ!
恥ずかしい!と、思った煌太だったが、バスの利用者は三人だけだった。
「ほら~!後がつまってますよぉ~!」
「ハイハイ~イ!」
煌太は楽しそうに手を振る白馬には「ったく~…」と、面倒くさがりながら、その後に続いた。
ペガサスはそんな二人の後ろをじゃれながら付いていく“猫”と“鳥”に目を細目ながらバスに乗り込んだ。