【参加型小説・連鎖の尻尾】
第6章 新たな事件と謎
おばさんはペガサスにペラペラとしゃべりながらもアパートの様子を食い入るように見ている。
すると、ペガサスは移動して別な人に声をかける…
その様子を煌太と白馬はやじ馬の後ろでアパートへ出入りする警察の様子と交互に見ていた。
煌太はいまだにサワサワと頭の上がむず痒い感じがだ…病院で経験したような胃痛では無いことにホッとしていた。
白馬は前に行きたいのか世話しなくソワソワしていた。
「しかし、どういう事だろうな?」
「と、言うと?」
白馬がアパートを見上げ顎に手をあて、分かりもしないのに謎を解こうとする姿勢を見せる。
「何故に、一度殺人事件があった場所で…殺人が行われたのか……そして、被害者は誰で加害者は誰か――――」
かっこよくキメ顔で煌太に振り向いた白馬だが、言っていることは誰しもが今思っていることだった。