【参加型小説・連鎖の尻尾】
第6章 新たな事件と謎
「俺の猫ちゃん興奮してるってよ!煌太!」
白馬は頭を押さえる煌太にテンション高めに近づく。
「あっそ――――って、“猫ちゃん”って…オスだったら“ちゃん”付は厳しいぞ~…」
煌太は自分の見えない鳥がオスかメスが気になるところではあったが…“ちゃん”付けしている白馬を見ると…少しでも悩んだことを後悔した。
「は!?メスに決まってんだろ!俺の側を付かず離れず――――…って、絶対メスだね!」
メスだと言い張る白馬に煌太は呆れる。
「ごちゃごちゃ、うるさい奴らだなぁ~…ほら、着いたぞ」
ペガサスが裏門を開けると、砂利の小道が大きな一軒家に続いていた。
日本庭園の代表例のような作りの道を抜け、三人は玄関までやって来た。
「ただいまぁ~!善(ぜん)兄さんいる?」