【参加型小説・連鎖の尻尾】
第6章 新たな事件と謎
玄関を開けると大きい声でペガサスはそこの主を呼ぶ。
「あっ、類様――――おかえりなさいませ!」
「はい、お疲れさん」
呼びかけに最初に反応したのはザ、お坊さん見習い!と、素人の煌太や白馬でも分かる身なりの若い僧侶だった。
「善兄さんには連絡ついてると思うけど?準備してた?」
「あ、はい――――、聞いておりました。奥で準備していると思います」
「そ~なら、良かった!急かして悪かったねぇ」
「いえ――――善様も類様か連絡が来るかもしれないと予想はしていたらしいので」
「流石、俺のにーちゃん!」
ペガサスは見習いと軽く世間話をしてケラケラ笑っている。
煌太と白馬はペガサスは本当は凄い人なのかも知れないと思い始める。
しかし、パッと見…軽い感じのペガサスが、本当にここの寺の息子なのか疑わしくも見える。