【参加型小説・連鎖の尻尾】
第6章 新たな事件と謎
急いで高田のいる精神病院に向かっている途中…
車が渋滞をし始めた――――…
「珍しいですね…ここの道で渋滞なんて」
タクシーの運転手も珍しく進まない道にぼやく。
すると、何台もの救急車や消防車が三人を乗せたタクシーを追い越していった。
「事故――――ですかね?」
白馬が前方の様子をソワソワしながら覗く。
「さぁ~…ちょっと分からないですねぇ…無線で本社に聞いてみましょうか?事故情報とか渋滞回避のために情報は来ていると思うんで…」
そう言うと、タクシーの運転手は本社に無線で行く先の道路状態を聞いた。
『連絡しようと思っていたところだ。お客様の向かう予定の〇〇病院で火災が発生していて…そこの周辺道路が渋滞なんだよ――――…迂回して別のルート探せるか?』
「火災――――?!」
「は?今――――なんて?」
ペガサスは無線から聞こえた情報に運転手をみた。