【参加型小説・連鎖の尻尾】
第6章 新たな事件と謎
裏道をくねくねとすばしっこく走る白馬の後ろを煌太はやっとの思いで付いていくが、灰色の煙が濃くなって行く――――!
「ここまで、煙が!?マジであそこが火事なのかよ!」
ひょいっと障害物を上手くかわす白馬のと違いもたつくも、何とか機転で避けきる煌太。
そして、だいぶ走り裏路じから抜けると――――…目の前には以前にも訪れた、高田の勤める…精神病院の看板が視界に飛び込んできた!
「ハァハァ――――着いた!って…すっげぇ野次馬!煌太、見ろ――――火が…」
一足先に病院の状況を見た白馬が火の出ている場所を指差し後から追い付いた煌太に教える!
「ハァハァ…ハァハァ…ハァハァ……マジで…ハァハァ…すっげぇ…煙!」
まだ、息の整わない煌太はゼーゼーいいながら白馬の指す火事現場を目の当たりにした!