【参加型小説・連鎖の尻尾】
第6章 新たな事件と謎
「マジで――――…その清掃員もこの火事に巻き込まれてたりして!」
「さぁ――――…どうだろうねぇ…そんなやつ天罰が下るとおもうけど…そう言う奴に限ってのうのうと長生きするもんなのよ!イタズラされた…少女たちが可愛そうよね」
白馬は一通り話をすると、自然にその会話から抜け出した。
「なんか――――病院の闇を見た気がするぜ!」
闇は闇だが…毛色の違う闇にも関わらず白馬のどや顔に煌太は呆れる。
「そう言えば――――あっちの方で犠牲者の話をしていたぞ?」
「マジで!行ってみる!」
煌太は別の内容を話している野次馬を白馬に教えると、再び一歩引いて――――…全体を眺める。
白馬は煌太の言っていた会話にスルッと入り話を聞き始めた。
「マジで?」
と、白馬の声を聞きつつ――――…煌太は野次馬の全体を遠くから観察する。
と――――…電柱の影に人がチラチラと見えたが…野次馬の一人だろと気にしなかった。
そして、物はためしだ――――と、スマホのカメラで野次馬でごった返すこの場面を動画で撮影した。
もちろん、噂好きのおばちゃんも電柱の人影も…どや顔で会話に混ざる白馬も――――…余すところなく撮影した。