【参加型小説・連鎖の尻尾】
第7章 噂と火事の謎
高田が病室へと移動し目を冷ます頃には、ペガサスと煌太の二人が搬送された病院へと向かっていると白馬に連絡があった。
「浅沼さん――――…来るって?」
「はい、こっちに向かっている見たいです。上手く除霊できたんですかね?」
本調子ではないにしろ、高田は顔色も良く会話も出来るようになっていた。
「無理しないでくださいね、休み休みでいいんで…」
高田は白馬の気配りに「ありがとう」と微笑んだ。
「///いや、高田さんは…なんか~俺たちの兄ちゃんって感じで…ほっとけなくて」
白馬はベッド脇の椅子に座り頬笑む高田に照れながら話す。
「フフフ、なら…浅沼さんは?もっとお兄さん?」
「いや~…ペガサスさんは…ん~、あ!俺たちの兄ちゃんをたぶらかす悪い…近所のオッサン!」
白馬の中でぼんやりとだが高田は真面目な兄で、ペガサスはそれを誘惑する良からぬ人…の位置付けらしい。