【参加型小説・連鎖の尻尾】
第7章 噂と火事の謎
「それより――――…何があった?火事って…」
少し和らいだペガサスの顔が再び険しくなった。
「――――俺も…詳しくは分からないんだ…ただ、清掃員の一人が集めていた洗濯のシーツに火をつけたらしいんだ…」
「清掃員?」
清掃員と聞いて煌太と白馬は目を合わせた…
「もしかして――――…犠牲者の一人かな
?」
「ん?白馬…なんか知ってるのか?」
煌太と白馬は野次馬から聞いた噂話を二人に聞かせた。
「――――清掃員が…そんなことを…」
「で、犠牲者の中に清掃員がいるって聞いて…もしかしてっと思って…」
「最初は、ボヤ程度の火だったらしいんだ。なのに、消火に手間取っている間にどんどんと広がって…
パニックだったよ――――…患者も沢山いるし火を止めようと皆必死だった。
俺は何か重い雰囲気が気になって…成小坂の収容されているフロアに向かったんだ!」
高田をその時の緊迫した様子をはぁ三人に話し出した。