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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第7章 噂と火事の謎


高田は視界も定かでないフロアで成小坂を探した!


しかし、成小坂の収容されている部屋はすでに鍵が開けられており――――…その中には誰の姿も見当たらなかった。


誰もいないと思った瞬間、重い嫌な雰囲気は高田を包み――――…何故か出口へと向かわせた。


だが、高田の足は階段やエレベーター、エスカレーターではなく…見過ごされがちな非常口窓の近くだった!


その非常口窓は火災時にのみ活躍する消防車の梯子が上手く固定されるために作られた窓のひとつで、


普段は観葉植物が置いてあり目立たない窓だが、高田はその場所に重い空気に誘導される形でたどり着き…倒れた。



そのお陰か…高田はいち早く梯子車で踏み込んだ消防隊員に見つけられ救助されたと言う。



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