【参加型小説・連鎖の尻尾】
第7章 噂と火事の謎
「あの――――…すみません。俺の頭の上で鳥…暴れてません?」
一瞬、胃がキリリと痛んだ煌太がソワソワしている白馬の後ろからペガサスに不安そうな顔で聞く。
「お――――、煌太も分かるようになってきたんじゃないか?正解、ちょっと暴れて今はお前の肩で休んでる」
どっちの肩に止まっているかはわからないが、煌太は「やっぱり…」と痛んだ胃を押さえ、ペガサスの手のひらにある黒い三角の板を見た。
「浅沼さん…これって――――…もらったときこんな色じゃなかった気がするんですけど…」
「あぁ…今回も新しいのを渡したが――――…」
そう言われ、高田はペガサスから渡された新しい清め塩と一緒になっていたモノを皆の前で見せた。