【参加型小説・連鎖の尻尾】
第7章 噂と火事の謎
「確かに、姿も気配もなかった――――…だから、俺も疑わなかったんだよ…しかし、半信半疑だったんだ…
煌太が…無意識に拒絶していただろ?多分、鳥が“危ない!”って警告していたからだ――――…鳥は危険察知能力が高いからな…」
煌太は自分のことを言われて「は?」と驚く。
「あの時――――俺は胃が痛くて!…胃が…さっき板を見た瞬間の時みたいに……えぇ?」
「そう、それ――――…どこかにいたんだ…坊さんが!だから、煌太の鳥はあのフロアに入りたくなかったんだろ?!」
さしずめ、自分の胃痛は警告サインだと煌太は感じた。
「じゃぁ…この黒い疑牙札は…?」
「高田を連れていこうとした――――…のかもな…しかし、この疑牙札の妨害があって…断念した。もしくは、意図的に助けようとしたが、疑牙札が邪魔したか――――…
高田は…年より若く見られがちな…綺麗な男だとは思うから…成小坂が惚れたのかもしれない」
「「は?」」
煌太と白馬が同時にペガサスに呆れた声がでた。
いくら成小坂がゲイだとしても……坊さんにとりつかれた状態で色恋沙汰に走れるだろうか?と、煌太と白馬は頭をはひねる。
「///は?――――お、俺が…綺麗な男?じょ…冗談でしょ///浅沼さん…」