【参加型小説・連鎖の尻尾】
第7章 噂と火事の謎
「いつもは、清め塩だけなんだけど――――…気になって…兄貴に頼んでいたんだ…清めた板に念を込めるのは俺だけど…板の調達や清めは、兄貴の方が適しているからな――――…」
再び包まれた塩と疑牙札を大事そうに手に包む高田は「ありがとうございます」と、ペガサスに頭を下げた。
「まぁ…結構――――ヤバいのを連れたヤツが…お前の病院に入るって聞いて…念のために準備しただけだ!しかし、お前が昔の邪牙札を持っててくれて助かった!」
「浅沼さんから頂いた大事な物ですから…捨てたり…無くしたりできません…」
少し顔を赤らめた高田が包みを大事そうに胸へと寄せた。