【参加型小説・連鎖の尻尾】
第7章 噂と火事の謎
「なれたもんすねぇ~」
「お前たちだって、“あの川”の無人アパートで似たようなことしただろ?」
白馬は「あ~」と、無人アパートの件を懐かしむように答えた。
すると、あっという間に“カチャ”と音がして鍵が解除された。
「よ~し、入るぞ!」
何時間か前にわざわざ閉めた鍵を自ら開けることとなったペガサスは、「ただいま~」と皮肉混じりに呟いた。
「うわ…なんか――――マジか~」
初めて事件現場に部屋に入る白馬はテンションが上がっていた。
それは、鈍感な煌太ですら分かる程に。