【参加型小説・連鎖の尻尾】
第7章 噂と火事の謎
三人はあらかじめ用意していた手袋と靴カバーを装着し玄関から静かに入る。
「警察官が定期的に巡回してるから、極力騒ぐなよ?」
「「了解」」
部屋に入ると――――…重々しい空気が漂い…煌太の顔がどんどん不安そうになっていく。
「お前…さっきも来たんだろ?何で俺よりビビってんだよ」
「何度来ても…慣れないもんは慣れないんだよ!」
白馬の後ろに隠れながら更にビクビクしている態度にペガサスは呆れた顔を見せる。
「まぁ、元気に吠えてるってことは…本人はいないってことだろうけど……その怯え方は…なんだろうなぁ?」
ペガサスは煌太の怯え方に首を捻ると…現場となった浴室に向かった。