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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第3章 身近な怪談


鞄から雑誌を取り出すと煌太は眉を歪ませた。


「何だか胡散臭い雑誌だな…大丈夫か?」


「大丈夫かどうかは…知らねぇよ」



いい加減な返事に煌太は「バカくさい」と雑誌を閉じた…


と、その時――――雑誌の発行日が目に止まった。



「この雑誌――――…20××年って…今から7年前のじゃんか…結構新しい怪談話だったんだな…“あの川の怪談”」


「そう!そうなんだよ!へたすりゃ“謎の一人”と同世代かもよ!?」


「はぁ?まさか…」


オカルト話や心霊現象の類いは年代物の何かしらが原因だと思っている煌太は新しい怪奇現象に少し疑いを持ち始めた。


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