【参加型小説・連鎖の尻尾】
第7章 噂と火事の謎
「最悪――――…ここに来たのは…間違いなく…成小坂だ」
「マジか――――…じゃぁ…」
ペガサスは二つに割れた疑牙札を握りしめ悔しそうな顔をした。
「成小坂は…火事の騒動に紛れて――――…逃げ出した…?」
「あぁ…多分な」
ペガサスは浴室に散らばる熊田の悪霊の血を見ながら…ため息をつく。
「しかも――――…熊田の悪霊を喰ったのは…成小坂だ…」
「は?成小坂?――――あいつ…人ですよ?霊なんて喰っても…栄養にはならないっすよ!」
ペガサスの突拍子もない言葉に白馬は言い返す。
その後ろで、いまだにビクビクしている煌太がうなずく!