【参加型小説・連鎖の尻尾】
第7章 噂と火事の謎
「しかも、悪霊なんですよね?喰っても…良いことない気がします」
怯えながらも煌太も疑問を投げ掛ける――――…
「まぁな、ほら…あれと一緒だ。コアラな好きな…ユーカリの葉と同じ。毒性は有るが、コアラは食べられる――――的な?成小坂の中にいる坊さんの霊なら…食べられるって事だよ」
「は?坊さんの…霊?――――それって、成小坂に除霊されたんじゃなかったのかよ!」
「失敗したんだろ!――――素人の浅いネット知識かなんかでの除霊だったんだろ?浅はかだよ…」
ペガサスはため息をつきながら浴室に手がかりがないか…再び床や壁を見た。
「しかも――――…獣に噛み殺された風に演出って…俺の疑牙札見たからってところだろ?」
ペガサスは二つに割れた疑牙札を再び手のひらに乗せると…握りしめ…目を閉じた。