
【参加型小説・連鎖の尻尾】
第7章 噂と火事の謎
一呼吸置いたペガサスはビビりまくっている煌太を見て「相変わらず敏感だなぇ~」と、ニヤリと笑った。
「///なっ、ペガサスさんがそれ言うと…エロく聞こえるっす!」
ペガサスの視線から煌太を隠す白馬は不機嫌そうに睨む。
「そう、威嚇するなって――――…あ~…アイツは犬ににてるけど…違うから」
少し笑うペガサスに訳が分からず二人は渋い顔をする。
「これ――――…“疑牙札”って言うのは言ったよな?これって、俺が使える唯一の…“式神”的なやつなんだよ。しかも、出せるのが一体だけって――――…レア中のレア!」
「式…神――――って、陰陽師的なアレっすか?」
白馬はテンション高めにその割れた疑牙札を見る。
「しかも、形は――――…“狼”…こいつを通してアレコレ見ることは出来るし、守ることも出来る。
だから、高田に持たせてた、アイツ…“雰囲気”しか感じ取れないのに…よく霊にちょっかい出されるんだよ――――…だから、疑牙札を持たせてた」
「へ~…高田さん――――愛されてますねぇ~」
白馬が意味ありげにペガサスに言うと「バカか!」と、速攻で軽めのチョップをくらった。
