
【参加型小説・連鎖の尻尾】
第7章 噂と火事の謎
「高田さんに何か?」
白馬は通話が終わったペガサスにすぐに聞いた。
「新しい疑牙札が――――赤く染まったらしい。端っこだと高田は言っていたが――――…」
ペガサスは再び浴室を見渡すと…「ここには…もう用はない」と、出口に向かう。
「もういいのか?」
「あぁ――――…病院に戻る!成小坂が高田に接触してくるかもしれない」
煌太と白馬はビックっと体を固くさせた!
逃走している成小坂が高田を狙って……病院に来るのか?と、一瞬寒気がしたのだ。
「人が多い…病院にわざわざ来ますか?」
煌太は再び胃がキリリと痛んだが…万が一を考えると“行かない”と、言う選択肢は考えにくかった。
