
【参加型小説・連鎖の尻尾】
第7章 噂と火事の謎
ペガサスは白馬を連れて高田の病室に向かった。
消灯前の病室は人が行き交い白馬としては過ごしやすい環境だと思った。
もちろん高田のベッドは綺麗に整頓されており、白馬的には何も問題ないとペガサスを見る。
しかし、ペガサスは「くそ!」と、苛立ちを表し床を眺める。
「んっだよ――――…ペガサスさん、何かイライラしてないっすか?」
「カムイの血だ――――…」
「は?カムイって、有難い日本オオカミの?…ん?血?」
式神に血とかあるのか疑問だが、床を見てため息をつくペガサスに「まじで?」と白馬も真剣な表情をみせた。
「血――――と、言うか…目印だな…何かと戦った?ような…」
「戦った――――?成小坂!?」
白馬が羽上がる勢いで成小坂の名前を言うから、ペガサスは慌てて白馬の口を手で塞ぐ!
「バカ!声が大きい――――…ここの病室は…火事関係の患者が多いから……慎め!」
「///んっ…んっぷはぁ!――――スンマセン…」
