【参加型小説・連鎖の尻尾】
第7章 噂と火事の謎
その声に煌太と白馬は駆け寄る。
病院から続くスロープの横に…手術で使うメスらしきものが地面に突き刺さっていた。
「――――メス?なんで…メスが地面にささってるんですか?」
煌太はキリキリといまだに痛む胃を押さえながらその場所にしゃがみこむペガサスに聞く。
「最悪だ――――…お前たちには地面にメスが刺さってるように見えるが……
カムイの両手足に動けないように刺さってるんだよ!」
ペガサスは…式神のカムイはメスで動けないように…両手足を地面にメスで固定されている――――と、言うのだ。
「ま…マジで?――――」
白馬はメスのある場所をまじまじと見るが…そこにはメスがあるだけで…カムイは確認できない。