【参加型小説・連鎖の尻尾】
第7章 噂と火事の謎
「煌太――――!腕を見せろ!」
ペガサスは痛そうに腕を押さえる煌太の腕を掴むと袖を捲り見た!
そこには…大きな牙で噛みつかれような痛々しい傷が見えた!
「い――――…いてぇ…」
痛そうに苦しむ姿に、白馬は煌太を支えるように後ろから抱き締める!
「なんで!何でかばったりしたんだよ!お前――――見えてたのか?!」
「落ち着け――――…これは…霊獣の傷だ…こうやれば…」
そう言うと、ペガサスは傷口に唇をつけ、ふぅ~っと息を吹き込む!
「///なっ、おい!ペガサスさん!?」
いきなり腕に唇をつけ始めたペガサスの行動に煌太も白馬もドギマギした!
「――――よし、どうだ…痛くないだろ?」
「///えっ、あ~…あ!痛くない!」
よく見ると、ペガサスの口付けで、痛々しく噛まれていた傷は無くなっていた!
赤くなってはいたが…血がドバドバ出ていたのが嘘のようだった。