【参加型小説・連鎖の尻尾】
第8章 成小坂の行方と刺客
「なんで、白馬が七海の付き人なんだよ…訳がわからん」
「俺と高田さんの仲っすから!ね~!」
「///ハハハ…」
白馬の態度に少々戸惑う高田だったが、無事に退院出来たことに安堵していた。
「で、結果は大丈夫だったのか?」
ペガサスが高田の荷物をさりげなく持つと、高田は検査結果の用紙を広げた。
「はい、この通り――――早めの処置が良かったらしいです。肺も綺麗だったし!」
「おうよ!俺様に感謝しろよ!よ――――し!退院祝いしとかなきゃだな!」
ペガサスは笑いながらタクシーを拾った。
「また…俺が助手席ですか?」
タクシーを見ると煌太は不満そうな顔をした。
「昨日の今日で、疲れてんだよ――――目的地までバスや電車使いたいか?俺は嫌だね!」
昨日の件でクタクタなペガサスは高田を先にタクシーに乗せると「嫌なら来るな」と後に続いて乗り込んだ。