【参加型小説・連鎖の尻尾】
第8章 成小坂の行方と刺客
しばらくすると、奥に行ったペガサスとその兄である善が三人の元へとやって来た。
「待たせてすまなかった」
そう言うと善は縁側に座る高田を見て微笑んだ。
「は…はじめまして!なんか、今回お世話になるみたいで…」
高田は縁側から部屋に戻ると頭を下げた。
「話は類から聞いた。――――自分の家だと思ってくつろいでくれ」
そう言うと善はみんなの前に座ると遼にお茶を頼んだ。
「え――――っと、高田さんは…しばらくここにいらっしゃるんですか!?」
遼は会話の流れから高田がここに世話になることを察し、善をお伺いをたてた。
「しばらく、七海をかくまって欲しいんだ…ちょっと厄介なストーカーに狙われたっぽくてな」
ペガサスのオブラートに包んだ言い方が逆に遼の心配を煽った。
「///ス、ストーカー!?高田さん大丈夫ですか?」