【参加型小説・連鎖の尻尾】
第8章 成小坂の行方と刺客
「あっち――――って…高田さんが運び困れた出入口付近じゃないですか」
煌太はペガサスが指差す方をみて…火事の日に自分達がペガサスを探したどり着いた場所だと思った。
「もしかして――――…あの火事の騒動に紛れて…俺たちを見ていたのかも知れないな…しかも、高田の搬送先も分かっていたとなると…後をつけたのかも…」
しかし、そのことで煌太がふと疑問を持った。
「でも――――…成小坂が高田さんを見ていて…その後病院までついてきた…と、言うなら――――熊田の霊は…?」
そう、煌太とペガサスは高田を白馬に預けて――――熊田の霊を除霊しに向かったのだ!
しかし、すでに熊田の霊は霊獣により食い散らかされていた…
「霊獣単独で…悪霊になりかけていた熊田を襲いに行ったのか?――――それとも、ペガサスさんの式神見たいに扱いやすくて素直なのか?霊獣って」