【参加型小説・連鎖の尻尾】
第8章 成小坂の行方と刺客
2階の部屋の扉の前に立つと――――…
玄関のドアノブに手をかけ…回した。
――――ガッチャ…
「///あっ…開いた!?」
ボロボロのアパートの扉は施錠されているはずなのに…玄関の扉はすんなり開いた。
「!なっなんで――――」
「素人がピッキングすると、帰る時施錠しないってパターンが多いんだよ……お前らも――――そ~だろ?」
「あ――――」
「あ~…」
心当たりある二人は「しまった…」と言う顔を見せた。
確かに――――寝床を確保しようと雨のなかてんやわんやだった二人は開けるとこに夢中になったが、帰りの際は…施錠のことなど頭になかった。
「なら、次に来たヤツは――――…入りやすいよなぁ~」
――――ギィ…
玄関がゆっくり開くと…
少しカビ臭い匂いの中に――――…焦げた香りが…玄関から外に逃げ出す。
「――――…な…!?」
「――――煌太!救急車!それと――――警察だ!」
ペガサスが玄関を入りすぐに叫んだ!