【参加型小説・連鎖の尻尾】
第8章 成小坂の行方と刺客
「まぁ、なんであの場所にいたかって事を聞かれたんだな?」
ペガサスはコーヒーを飲みながら二人に聞いた。
「そうっすね、心霊スポットであそこは有名っすから…案外すんなり納得してくれたっす」
「あ、俺も――――」
煌太と白馬はオカルト関係で面白半分で侵入したってことにしたらしい。
「そう言うペガサスさんは?」
「俺は、そのオカルトサイトの取材…って事で同行した――――…的な?」
「フツー…普通の回答すっね!」
白馬があからさまに“つまんない”と背もたれに寄りかかると…ペガサスは再びストローのゴミを白馬に投げた!
「それより…成小坂の様態聞きましたか?“意識不明”で何の反応もないって…しかも、顔の火傷――――…なかなかの重症らしく…皮膚移植するとかしないととか…」
煌太は白馬にぶつかったゴミを拾うと、テーブルに置きながら成小坂の容態を言った。