【参加型小説・連鎖の尻尾】
第8章 成小坂の行方と刺客
「顔の火傷――――そこまで重症とは…七海を避難通路に寄せた後なら…そんな火傷を追わずに逃げられたはずだ。それに、煌太のスマホに写っていた…成小坂らしき人物は…成小坂じゃなかった…なら――――誰?」
ペガサスはブツブツ言いながら…コーヒーカップを見つめ考え込む。
「一旦――――逃げたけど…再び火事現場に飛び込んだ?とか?」
煌太が悩むペガサスにあり得ない自分の考えを伝えた。
「はあ?避難と言うなの逃亡に成功したのに…再び火の中に入った…と、でも言うのか?」
ペガサスが食いつく前に白馬が食いついた!
「そりゃぁ、怪我するけど!入るか?俺たちも高田さんを助け出された場所に駆けつけたけど――――…かなり熱かったぞ!」
あの時の炎の熱さを思いだし煌太は首をぶるぶると震わせた。