【参加型小説・連鎖の尻尾】
第9章 失踪と不思議な力
些細なこと――――と、言われ高田は遼と過ごした数日を思い出す。
「いつも…楽しげで――――表情がコロコロ変わる…いい子だと印象しかなかったけど……あ、彼は――――類さんと同じく見える方…なんですよね?」
「――――そ、そうだ…」
すると高田は遼と過ごた数日の事を話した。
「――――なるほど…何度か、高田さんには見えない何かとお話をしていたんですね?」
善さんが「ありがとう」と、言うと頭を下げた。
「そうか――――…霊に共感とかしてないといいけど…」
“共感”と聞くと煌太と白馬はペガサスを見た。
ペガサスは霊の姿や、微ではあるが声は聞き取れる…と言うことで…遼のよき相談者だった。