【参加型小説・連鎖の尻尾】
第9章 失踪と不思議な力
「い、いや!そんな――――迷惑かけられません…それに――――俺が原因なら、また何か有るかもしれない――――」
「ち、違うって――――そう言う事じゃ!高田さんのせいじゃないし!」
煌太は気落ちする高田をフォローしながらペガサスと白馬を睨む。
「――――遼…何があったんだ…」
幹は心配そうに拳を握る。
「そうだ――――類さん…カムイに遼君の臭いをたどらせる事はできるの?狼だけど…犬みたいなことさせたら怒りますか?」
高田はペガサスに三角の疑牙札を取り出し見せた。
「カムイに?――――ど~だろ?やらせたことねぇ~からなぁ…」
頭をかきながら疑牙札からフワッと現れたカムイを見た。