【参加型小説・連鎖の尻尾】
第10章 抗う力
今から数時間前…
カムイは遼の臭いを追いかけ…ありとあらゆる場所をウロウロした。
そして、思念をペガサスに送ってきたのだ。
少し離れた場所のイメージを送ったカムイは、そこがどこなのか分からなかったみたいだったが…
ペガサスは「マジか――――…」と、呟き、白馬に車を出させたのだ。
そして、四人はカムイの思念の場所に向かっているのたが――――…
再びこの場所に来るとは思ってもいなかった。
そう――――…カムイが案内しようとしてるのは…
【まさしく“あの川”】だったのだ。
「さすがに…因縁目いてる気がしてきた…」
ペガサスは窓を流れるのどかな風景を見つつため息をついた。