【参加型小説・連鎖の尻尾】
第10章 抗う力
「ちょっ…これ見て!――――誰かが入った形跡があるっす!」
傘で雑草を掻き分けた白馬が叫んだ。
よく見ると、少しではあるが雑草が左右に別れている――――…
「ビンゴ…かもな」
ペガサスは雑草ロードのその先を見つめ呟いた。
「行こう――――!遼君がいるかも!」
高田が身を乗りだし進む!
「あっ、高田さん――――危ないっすよ!!」
急ぐ高田に白馬は慌てて着いていくが、高田の隣にはピッタリとペガサスが寄り添っていた。
「く~…ナイト(騎士)気取りかよ!」
白馬はブーと顔を脹らませ煌太と共に二人に続いた。