【参加型小説・連鎖の尻尾】
第11章 銅玄
しばらく車に揺られていると、遼がいた“あの川”が見えた――――…
見つかった時は…倒れていた遼に――――…不吉なことばかり考えていた…と、ペガサスは反省した。
しかし、無事とは言えない身体的外傷に…胸が痛まないのも嘘である。
いったい――――…成小坂や遼の身に何があったのか…
そして、“あの川”と――――一連の事件とは何か関係があるのか…
ペガサスは知りたくてたまらなかった。
「類――――…大丈夫ですか?」
そんな雰囲気を感じ取ったのか…高田がペガサスの足に手を置き心配そうの顔を覗きこむ。
「!?、お、おぅ――――大丈夫だ!七海…お前の方こそ…ここまでついてきて大丈夫か?来月には新しい職場で頑張るんだろ?」
ペガサスは高田に自分のとこを考えろ…的な事を言うが――――高田は、笑いながら…
「じゃぁ、来月までには解決しないと…ですね」
と、答えた。