【参加型小説・連鎖の尻尾】
第11章 銅玄
「お勤めって――――…まぁ、一通り終わったから。それに年寄り早寝早起きが基本…もう、寝る準備だ」
寝る準備…と、言う時間帯にはだいぶ日は高いが、なんとも気の抜けた住職の振る舞いに緊張していたペガサス以外の三人はホッとした。
「さぁ、なんか聞きたいことがあるんだろ?入った入った」
住職は普通の家の玄関から知人を招き入れるかのように家へ入るよう促す。
「お邪魔します――――…」
四人は家に入り見渡す…と、居間の方から「あら、いらっしゃい」と、奥さんらしき人が顔をだした。
「連絡もらってた――――善さん所の弟さんたちだ…ここら辺の歴史について聞きたいそうだ」
「あら、善さんに弟さんがいらっしゃったのね――――あら~///綺麗な顔立ちの弟さんね、善さんがガッシリしてるから///なんとも癒されるお顔立ちねぇ~」
奥さんは立ち振舞いや身なりから、高田が善の弟だと勘違いし頭を下げる。
「あっ~こら、違う…違う――――…この人は弟さんの……お友達///善さんの弟さんはこの人だ!」
住職はあわててペガサスを奥さんに紹介すると「///あら!やだぁぁ~!」と、ペガサスの肩をバシバシ叩いた!