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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第11章 銅玄


「すまん…家内が勘違いして」


「ハハハ…いいです――――寺の息子って分かられないのが俺の特技みたいなもんですから!」


そのやり取りを見ていた煌太と白馬は大爆笑をしていた。


その後、四人は本堂に近い客間に通されお茶をいただいた。


住職の奥さんが作った漬物とお菓子がお茶請けにでたが、どれも美味しくて白馬は珍しく漬物をおかわりしていた。


「さて、落ち着いたかい?で――――何をお調べで?」


住職は地域の歴史となる資料をペガサスの前に並べた。


「俺たちは――――“銅玄”と言う人物が何者か…調べています」


“銅玄”と言う…古風で聞きなれない名前に住職も「ん?」と、困惑した顔を見せる。


「歴史――――じゃなく…人物?」



ペガサスは一連の流れを住職に説明した。


そして、ここ最近起きた不思議な事件とのつながりも…


「なるほど――――…じゃぁ、あなた方は…“見える”方々何ですか?だがら…お寺を出られた…」


「あ~…見えるのは俺だけです。高田は雰囲気を、感じとるだけで――――しかし、霊になにかしら影響を与えてるみたいで…それと、この二人は全くの素人――――…寺関係じゃないですし、霊もまったく。ただ、アシスタントを引き受けてもらっています――――なんやかんやで、憑いてる守護が使えるので!」



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