【参加型小説・連鎖の尻尾】
第12章 “丞洪寺”と“古浄流神社”
「霊獣がうようよいる…」
「えっ!?マジで――――?俺の猫ちゃん大丈夫すっか?」
白馬は自分に憑いていると言う猫を気にした。
ペガサスはその猫をチラッみると…白馬の足元に隠れるよえにしているが、チラチラと霊獣を観察している。
「超――――観察してる…お前の猫…すごいな…」
ペガサスは気合いをいれて境内に向かって歩く。
霊獣は神社を囲むようにこっちを見ているが、襲ってくる気配はない。
しかし、病院の近くの川で襲ってきたのは――――ここの霊獣の一匹だと言うことは分かった。
「ここにいた霊獣が――――…なんで…俺たちを襲った?」
「え?ここの霊獣なのか?///煌太の腕を噛んだのも?」
「多分――――」
ペガサスはそう言うと、賽銭箱の前に立ち多目の賽銭と霊獣に聞こえるように大きめの音で境内の鈴鐘を鳴らし参拝した。
白馬も真似て賽銭を多目に入れ参拝した。
「――――ペガサスさん!賽銭、超奮発したっす!」
親指を立ててどや顔の白馬に…桁違いの賽銭をしたんだろうと思ったが、自分が惨めになりそうで金額は聞かなかった。