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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第3章 身近な怪談


車を走らせると――――…目の前に都心では考えられないほど大きな学校が見えてきた。


「お――――…でっかい学校だな…校庭も広い!運動会大音量でやっても苦情とか来なさそうだな!」


木々に囲まれた広い校庭は土地にめぐれた区域ならでわだと感じた。


「当番の先生ぐらいいるよな?中――――…見せてもらおうぜ!」


「は?大丈夫なのかよ…不審者だと思われないか?」



「は?夏休み中で生徒がいないのに不審者何もねぇ~だろ?
それと、俺たちもここの卒業生になりゃぁいいんだよ!
“懐かしい~”とか言っとけばなんとかなるだろ?」



白馬は学校の来客用駐車場に車を停めると、鼻歌混じりで車を降りた。


「マジかよ――――…」


煌太は嫌々ながら白馬の後に続いた。





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