【参加型小説・連鎖の尻尾】
第12章 “丞洪寺”と“古浄流神社”
勢いよく飛び出した猫は――――…一目散に煌太と高田のいる車に向かった!
すると、そこには――――…
何体もの霊獣を連れた坊さんの霊が車を叩きながら中の者に何か語りかけていた!
『三郎――――三郎…私の三郎…』
猫は二又の尻尾をこれでもかと高く上げ!車から離れろ!と、言わんばかりに坊さんと霊獣を威嚇した!
『おのれ――――…水神め!』
車の上からは、鳥が足の爪を見せながら猫を援護する!
すると、車の中で二人を守っていたカムイも車の前に現れ坊さんや霊獣を睨み付けた!
『おのれ――――おのれ…力が…ない』
そう言うと、坊さんの霊は悔しそうに霧の中にもどった。
それにつられてか――――…臨戦態勢の霊獣たちも霧の中へと消えていった!