【参加型小説・連鎖の尻尾】
第12章 “丞洪寺”と“古浄流神社”
「類さん!」
後部座席では強ばった表情の煌太と高田が――――、ペガサスの登場にホッとした。
「大丈夫か?カムイ――――よく二人を守った!」
「バウッ!」
ペガサスは外で霊獣を追い払ったカムイを誉めながら高田の肩を撫でた。
「俺は――――大丈夫、それより…煌太くんが…」
煌太は高田に支えられながら、外に出る。
すると、「ニャー、ニャー」と猫の声が聞こえる方をみると――――…白馬が鳥居の方から小走りに向かってきた!
「白馬――――!」
「煌太――――無事か!」
白馬は煌太の姿にホッとしながらも足元の何かを気にしながら手をふった。