【参加型小説・連鎖の尻尾】
第12章 “丞洪寺”と“古浄流神社”
「しかも、最後は――――“引き裂かれ…”と言ってなかったか?何かにバラバラにされたってことか?」
煌太は白馬に支えられながら車から出ると、最後の文を不思議に思った。
「―――…引き裂かれ…“邪”の血と肉となった…なら!それが銅玄ってお坊さんなら…見た目バラバラってことじゃないか?ペガサスさんは何度かその坊さんを見てるんだよな?バラバラだったすか?」
白馬は煌太を支えながら、足元でうろちょろする猫を目で追いかける。
「――――いや、俺が見ていた坊さんは…綺麗なもんだった…顔立ちだって――――傷はなかったし…動きは……まぁ、霊…特有な動きだった気もする」
「じゃぁ――――違う坊さんが3日3晩…変な儀式に明け暮れてたってことか?」
煌太はやけに足元を気にする白馬を気にかけながら…会話を続ける。