【参加型小説・連鎖の尻尾】
第12章 “丞洪寺”と“古浄流神社”
「それは…ど~なんだろうか…ここにあった“丞洪寺”の資料はどこにも残ってはいないみたいだし……なんとも言えないなぁ」
「でも――――俺たちの車をバンバン叩いていた霊?は…何度も“三郎、三郎”と“”静動寺”の初代住職の名前を呼んでいたんです。しかも、会いたいって――――…あれは、“銅玄”だと思います」
残念なことに、煌太は声しか聞こえず――――…その声の主の顔を見ることが出来なかった…
「声だけっつ~のは役にたたねえなぁ」
「?はあ!見えてるだけで状況が理解できないバカに言われたくないね!」
さっきまで支えあっていた二人なのに、売り言葉に買い言葉のやり取りに高田とペガサスは呆れていた。