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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第13章 儀式と邪神


「あら?――――その数珠…」


鈴は白馬の持っていた数珠に気がつくと、罅の状態に真顔になる。



「封印――――…しなおしたのよね?」


「3重にな?”霊獣“を封印したのは初めてだから…」


「霊獣――――?その数珠に霊獣を封印したの?――――あら…珍しい」


鈴は数珠をまじまじと見ると…


「霊獣は繋がってる場合が多いから――――…”念“をたちきらない限り…難しいって…聞いたことがあるわ――――…」


鈴がふと、発した言葉に皆が振り向く!


「おばぁ様!――――その話は…”邪神儀式“と関係がありますか?」


高田が鈴に言い寄る。



「”邪神儀式“――――…あら?昔…どこかで…あれ?」


「おいおい!ばあさん!しっかりしろ!ボケるにはまだ、早いぞ!」



思い出そうとしている鈴にちゃちを入れたペガサスに鈴が「この、バカたれが!」と、言うと!



「思い出したわ――――…」


と、高田を見てニッコリ笑った。






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