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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第3章 身近な怪談


図書室に案内され歴代の卒業アルバムと文集の棚を見上げる。


「へぇ――――…こんなに…」


「〇〇年度は多分…ここらへんかな?自分達で好きに読んでいいから、私はまだ業務があるから――――…鍵のかかってない部屋なら好きに見学していいから、帰るときは声かけて」



先生は薄暗くなっていた図書室の電気を何ヵ所か点けると部屋を出ていった。


「マジか――――…すんなり潜入できたな…大丈夫かよ、田舎のセキュリティ」


「なんにせよ、平和な地域なんだろ?」



白馬は早速アルバムの棚に手を伸ばしていた。


「煌太、〇〇年度の卒アルゲット!見ようぜ」


文集を探していた煌太も〇〇年度前後を何冊か手に取り白馬の待つ机に向かう。


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