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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第3章 身近な怪談


「事故にあった少年って――――マジで俺たちと同世代だったんだな…見ろよ、当時流行ってたTシャツじゃん!」


「マジで懐かしい~!みんな持ってたなこのTシャツ」



煌太と白馬は自分達が載っていない卒アルを見ながら何故か懐かしむ。


「あ~この、靴とか流行ったなぁ!」


「あ~!足早くなるってやっだろ?あった、あった~!ちょっとした問題にもなったよな?」



白馬は当時流行っていた、“足が早くなる靴”を履いている少年の足元を指差して笑った。


「結構…高い靴なんだよな~コレ!なのに、みんな買うからって過保護の親が運動会前に買いに走るんだよ!

俺の小学校では、履いてないヤツがいじめにあってたぜ!?
子供って残酷だよなぁ~!皆が皆買える家庭環境じゃねぇ~のに…それだけでいじめるって…持ってるヤツがそんなに偉いのかよって……」



当時の事を思い出し、白馬はため息をついた。



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