【参加型小説・連鎖の尻尾】
第13章 儀式と邪神
それはこんな話だった――――…
大昔
隣の国(県)での話――――…
4年間大雨が続き、人々がその土地から逃げるほどその場所は荒れていた。
水神様を祀る社も流され、神頼みもできなくなったその土地の者は、山の上にある武家の作った寺に助けを求めた。
武家の次男、三男が多く集まるその寺に陰陽師とゆかりの有るものがおり、その伝を頼り“雨時止め”の儀式を行うことにした。
しかし、その者に陰陽師の伝などなく――――…趣味で集めた“まじない”や“民間療法”禍禍しい“儀式”の類いを行い始めた。
その中で…唯一“雨時止め”となったのが…
“邪神”を使った“儀式”だった――――…。